吉備中央町は2004年10月、旧備前国の御津郡加茂川町と、旧備中国の上房郡賀陽町が合併して誕生しました。「加賀郡」という郡名は、ふたつの町の頭文字から。今も地区ごとに異なる祭りと暮らしが息づいています。
平安時代創建と伝わる吉川八幡宮(本殿は国の重要文化財)が鎮座し、秋には約1か月続く当番祭が行われる地区。昭和を代表する作庭家・重森三玲の生まれ故郷でもあり、記念館や生家跡の庭園「松籟園」が残ります。岡山県が開発した計画都市「吉備高原都市」も吉川地区にあり、黒川紀章設計のきびプラザや吉備中央公園、国立吉備青少年自然の家が集まっています。
見どころ:吉川八幡宮/重森三玲記念館・天籟庵/きびプラザ吉備中央町役場が置かれる、町の行政の中心地。竹荘の盆地に集落が広がります。竹荘の「鷺の巣温泉」は、桃太郎伝説の吉備津彦命と温羅(うら)の戦いにまつわる言い伝えが残る冷鉱泉の宿で、頼山陽や山田方谷も訪れたといわれています。
見どころ:鷺の巣温泉 湯本屋旅館夏の「川合神社の夏祭りだし」で知られる地区。ワラで作った人形に紙の衣装を着せて奉納する珍しい祭りで、岡山県の重要無形民俗文化財に指定されています。祭りの最後には花火が夜空を彩ります。
見どころ:川合神社(8月第4日曜日に夏祭り)町の西側に位置する高原の集落。「道の駅かよう」では地元の新鮮な農産物や加工品が並び、ブルーベリーのジャム作り体験も行われています。ドライブの休憩や、特産品のお土産探しに立ち寄りたいエリアです。
見どころ:道の駅かよう加茂市場の総社宮は、町内8社の神輿が集う「加茂大祭」の舞台。境内には樹齢500年を超えるといわれる杉や桧がそびえ、正面には祭りの資料を展示する「お祭り会館」があります。下加茂には赤い橋と紅葉で知られる景勝地「宇甘渓」、宇甘川の河川敷に広がる「下加茂プレーパーク」があります。
見どころ:総社宮・お祭り会館/宇甘渓円城は、鎌倉時代中期に移ってきた天台宗の古刹・円城寺の門前町。酒屋や宿屋が並んだ往時の町並みが「円城ふるさと村」として残ります。円城台地の赤土で育つ「円城白菜」は冬の名物です。
特産・見どころ:円城白菜/円城ふるさと村豊岡川沿いの山あいの地区。明治時代から川床に湯が湧くといわれる「湯の瀬温泉」があり、初夏にはホタルが舞う川としても紹介されています。温泉の営業状況は変わっている可能性があるため、訪れる際は事前にご確認ください。
見どころ:豊岡川/湯の瀬温泉