青い鳥が里山に帰ってくる初夏、ワラ人形と花火の夏、神輿と「走り競べ」に沸く秋、渓谷が色づく晩秋。吉備中央町には、千年近く受け継がれてきた行事と、季節ごとの楽しみがあります。
開催時期はおおよその目安です。年によって日程が変わる場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
東南アジアから子育てのために飛来する絶滅危惧種の野鳥・ブッポウソウ。吉備中央町は国内有数の繁殖地で、日本に飛来するうちの約3分の1がこの町にやってくるといわれます。水田や川があり、見張り役の親鳥がとまれる小高い木がある里山で子育てをします。観察や撮影は巣箱から50m以上離れ、20分以上とどまらない、田畑のあぜに立ち入らないなどのマナーを守りましょう。
湯の瀬温泉がある豊岡川沿いの山あいは、初夏にホタルが舞う場所として紹介されています。見頃や観賞できる場所はその年の気候や状況によって変わるため、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。
神域を慰め、疫病退散と五穀豊穣を祈るために、氏子や地域の団体が歌舞伎などから題材を選び、ワラで人形をつくって紙の衣装を着せて奉納する夏祭り。歌舞伎の影響を受けながら受け継がれてきた民俗行事で、祭りの終わりには盛大に花火が打ち上げられます。本殿は江戸時代中期の建立で、町指定文化財です。
約1か月にわたって続く秋の大祭。10歳前後の男児から神事「当ざし」で「当番」を選ぶことに始まり、垢離(こり)とりで当番が神人となり、当番の家の庭には神の降臨をあおぐ「波区芸(はくけ)」が作られます。第4日曜日の大祭では、着飾った馬に乗った当番を中心とした行列が神社へ参拝し、クライマックスの「走り競べ」が行われます。
平安時代後期の天喜年間(1053〜58年)、流行した疫病が祓われたことへの感謝から始まったと伝わる、970年余りの歴史をもつ祭り。町内8社(鴨神社・化気神社・松尾神社・日吉神社・素盞嗚神社・八幡宮・天計神社・三所神社)の神輿が行列を整えて総社宮に集まり、総社宮を加えた9社で大祭を行う「寄宮祭」という珍しい形式です。8基の神輿が横一列に並んで一斉に差し上げられる「御神幸」は圧巻。総社宮の正面には、祭りの資料を展示する「お祭り会館」(土日祝開館)もあります。
奇岩がそそり立つ渓谷の山肌が赤や黄に染まる、町を代表する紅葉スポット。シンボルの赤い橋と紅葉がそろう景色は写真映えする眺めです。近くには小森温泉もあり、紅葉狩りと日帰り入浴をあわせて楽しめます(営業状況は事前にご確認ください)。