石灰業
市域の大半が石灰岩質のカルスト台地にあり、古くから地場産業として石灰業が営まれてきました。石灰石の採掘から、生石灰・消石灰・炭酸カルシウムなどの製造まで行う会社が市内にあり、製品は紙や鉄の材料、土木・環境浄化、飼料など幅広く使われています。
新見の産業は、この土地の地質と気候と深く結びついています。石灰岩のカルスト台地は石灰業とぶどう・桃の産地を生み、中国山地の山林と草地は林業と和牛を育ててきました。いまはキャビアやワイン、紅茶といった新しい挑戦も続いています。
新見の中心部は古くから山陰と山陽を結ぶ交通の要衝として栄えました。中世には京都・東寺の荘園が置かれ、近世には関氏1万8千石の新見藩の陣屋町として発展します。
中国山地一帯は砂鉄の産地で、明治の初めまで砂鉄を溶かす「たたら製鉄」が盛んでした。新見の中心部はその鉄荷の集積地としてにぎわい、高梁川の高瀬舟の発着点となる川港町でもありました。険しい山道で資材を運んだのは牛で、これがのちの和牛づくりにつながっていきます。
市の「A級の誇り」や移住・就農の案内で紹介されている、新見の主な産業・農業です。
市域の大半が石灰岩質のカルスト台地にあり、古くから地場産業として石灰業が営まれてきました。石灰石の採掘から、生石灰・消石灰・炭酸カルシウムなどの製造まで行う会社が市内にあり、製品は紙や鉄の材料、土木・環境浄化、飼料など幅広く使われています。
千屋地区は冷涼で雨が比較的多く、良質の草が育つことから古くから牛の生産が盛ん。日本最古の蔓牛の血統を受け継ぐ黒毛和種「千屋牛」は、飼育頭数が少なく岡山県外ではあまり味わえない希少なブランド牛です。
南東エリアの豊永・草間は、昭和50年代後半まで葉たばこの大産地でした。減反や連作障害で作付けが減るなか、代わりの作物としてピオーネが選ばれ、農協や市、普及センターの支援で産地が広がりました。桃もカルスト台地で盛んに栽培されています。
西日本最大級のりんどう産地。哲多地区では、比較的少ない資本で始められる新規就農の品目としてりんどう栽培が案内されています。
森林面積は市域の約87%で、岡山県内1位(2019年の移住情報サイトによる)。スギ・ヒノキの人工林が多く、市の木もヒノキです。林業の担い手を増やす取り組みも行われています。
チョウザメ養殖(2000年〜)、石灰岩土壌を生かしたワイン醸造(新見A級グルメワイン特区)、ダージリンに似た大佐山での紅茶栽培(2005年〜)。清流と台地を生かした新しい産業が育っています。
南北・東西に広い新見市は、地区によって気候も土地も違います。移住・就農の案内から、地区ごとの特色をまとめました。
| 新見地区 | 北部は冬に必ず雪が積もり、スキー場や温泉がある。北の千屋は千屋牛の産地。南部はカルスト台地と石灰岩土壌を生かしたピオーネ栽培が盛んで、新規就農の移住者も多いエリア。 |
|---|---|
| 哲多地区 | 新規就農制度の品目の一つ、りんどう栽培。ぶどうに適した気候を生かしたワイン用ぶどうの栽培・醸造も行われている。 |
| 哲西地区 | 広島県との県境に位置し、米づくりが盛ん。道の駅では哲西栗を使った商品も。 |
| 神郷地区 | 新規就農者向けのトマト専用ほ場がある。和牛の源流「竹の谷蔓」発祥の地。 |
| 大佐地区 | 大佐山の中腹で紅茶を栽培。大佐山を中心としたアウトドア観光も。 |
新見の石灰は鉄道で運ばれました。足立の石灰工場から姫路方面へ石灰石を運ぶ伯備線の重量貨物は、急勾配を越えるためD51形蒸気機関車が重連で牽き、回送の機関車が先頭に付いて三重連になりました。1972年3月の無煙化まで続き、SLブームのさなかには布原(ぬのはら)周辺に全国から多くの鉄道ファンが集まりました。
新見駅と鉄道のページへ旧新見市と阿哲郡4町でつくる広域事務組合立の短期大学として1980年に設置され、2005年の合併で新見市立に、2008年に法人化されました。
講演会やコンサートが開かれる多目的文化施設。図書館やカフェも併設されています。
四季の自然美に親しめる庭園をもち、一年を通してさまざまな展覧会を開いています。
2001年完成。旧町役場(現・哲西支局)、内科・歯科診療所、図書館、文化ホール、保健福祉センターなどを一つ屋根の下に集めた複合施設で、「小さな拠点」の先進例として紹介されています。